【第二章/注文服を攻略する-④担当者の要素-2.フィッティングの質】

 

フィッティングの質を決めるポイントを2つに分けて解説します。

・フィッティング=採寸ではない

・担当者とあなたの相性

 

 

皆様は体の寸法がわかれば注文服ができる。と思われているでしょうか?

答えはYESです。

 

一方で、質の高い注文服ができるか?

と聞かれると答えはNOです。

 

【フィッティング=採寸ではない】

その理由を解説します。

 

注文服の担当者がヌード寸法を測らなくても機械だけでヌード寸法が測れる時代になりました。

*ヌード寸法とはバスト、ウエスト、ヒップなど体の寸法です。

少し前に「ヌード寸がわかるシステム登場で老舗のオーダースーツ屋は廃業だ」なんて言われた時もありました。的外れな意見です。

 

なぜなら、ヌード寸がわかる事はフィッターの仕事において基礎中の基礎の部分に過ぎません、

必要な技術力全体にしめる5%以下の技術といっていいでしょう。

 

グルっと一周計った数値だけで進行する服作りはあまりに荒いのです。

例えば、丸型、四角型、三角型があったとしてグルっと一周測ると数値が同じになるパターンがありますよね?

これと同じように人それぞれに体型は様々です。

体型に応じてフィッティングは変えなくてはいけません。

➡具体的にご理解したい方は"仕立ての要素-③型紙.2の項をご覧ください。

 

また、体型補正が出来た上で、趣向性も重要な要素です。

 

担当者の目的はあなたの魅力をより引き出す事です。

・ヌード寸にどうゆとりを入れるか?

・どんな丈がベストか?

・どんなシルエットがベストか?

・どんな生地がベストか?

・どんなデザインがベストか?

  *具体的にどのような能力があるか?は前項をご覧ください。

 

あなたにとって最高の結果を導き出すために、

担当者は自分の持てる能力を使って考えます。

 

それが質の高いフィッティングです。

質の高いフィッティングから質の高い注文服が誕生します。

 

 

“寸法がわかる=良い注文服が出来るという事ではない”

ご理解いただけたと思います。

 

 

担当者とあなたの相性

また、フィッティングの質ともうひとつ重要なのは担当者とあなたの相性です。

この関係をジャズのセッションに例える人がいます、なぜなら二人が呼応してバランスを作るのが注文服だからです。

例えば、着丈を例にとると。

あなたがどの担当者と注文服を作るかで数値は変わります。

 

例えば、生地を例にとると。

あなたがどの担当者と注文服を作るかで選ぶ生地が変わります。

 

あなたがどこに行ってもスーツは完成しますが、担当者が変われば違うスーツが完成するという事です。

 

 

担当者を指名できるメリットは、同じ方と情報を共有し阿吽の呼吸を作っていける事。

担当者を指名できない場合は趣向が偏らず、違う角度でのアドバイスがもらえるメリットがあるかもしれません。

 

あなたが注文服を作るたびに成長するように担当者も日々の仕事のなかで成長します。

このあたりはなんだか美容師さんとの関係に似ているかもしれませんね。

 

あなたにとってベストマッチする担当者と出会える事を願っています。

 

 【攻略ポイント!】

ご自身の用意したスーツを見ながら注文服CHECKシート.1(スーツ)の担当者のグラフにマークを入れて下さい。

 

 

 

次項に進む→第二章-⑤生地の要素

 

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